お久しぶりです。齋藤です。
仕事が忙しくてブログを更新することができませんでした。(言い訳)

今回は農業とは直接関係ないですが、刺激的な体験をしたのでつらつらと書いていきたいと思います。

私は4月から中山間地の営業所にセールスとして配属されました。今まで、整備工場で農業機械の修理や点検を行っていた自分としては、お客さんに営業をするというのが初めての経験でした。配属された当初は、不安な気持ちでいっぱいでしたが、何とかやっていけるだろうと楽観的に考えていました。

しかし、淡い期待は簡単に崩れました。
その営業所には、私の他にセールスがいなかったため、営業のいろはを教わることもなくお客様に営業をせざるを得ませんでした。お客さんの顔と名前もわからなければ、土地の名前もわからない、お客さんの家の場所もわからなければ、畑や田んぼの場所もわからない。というか、そもそも営業のワークフローもわからないという状態で営業活動を行っていました。当然、お客さんから「何もわからないやつ」というレッテルを貼られ、よく怒られたものです。そのうえ、他の営業所にいる上司からは、数字のことで詰め寄られることもしばしばだったので、「今やっていることが、自分にとってやりたかったことなのか」と自問する日々を過ごしていました。

そんな中、新潟県十日町市で起業された方と「大地の芸術祭」を一緒に回る機会に恵まれました。その時は、起業された方と、高校の時の同級生の三人で回ったのですが、行く先々で起業のことやご自身の経験のことについて話していただき、さらには私が考えていたアイデアについてもアドバイスをいただきました。特に、「少しでもいいから、とりあえずやってみる」というアドバイスが印象に残っており、机上であれこれ考えるのではなく、とにかく行動あるのみといった起業家に求められる素質を学びました。

その晩、三人でご飯を食べた後、同級生のお父さんのご厚意で非常におしゃんなゲストハウスに泊めさせていただきました。そのゲストハウスには他のお客さんも宿泊しており、私が到着した時には皆さんで酒盛りを行っていたので、私も酒盛りに参加させていただき、一緒にオーナー特製のパインハイボールや加賀の井を飲みました。
その酒盛りではお酒を飲みながら、起業やライフスタイル、音響設備のことから、農業のことまで、様々なジャンルの話が飛び交いました。それらの話をしている中で、一人の方がご自身の人生を振り返ってぽつりぽつりと話をされました。ラジオが好きでよく秋葉原に通ったこと、手が届かないほど高価な音響設備を指をくわえて眺めていたこと、ラジオ好きが高じて趣味でアンプを作ったこと、子供の頃手が届かなかった音響設備を大人になってから購入できたことなどを話され、最後に私に向かって、「やりたくないことをやる時間は、君にはないはずだ。」と言いました。

私は、いつの日かこの新潟で起業をしていると思います。そのきっかけの一つは、今回の十日町で過ごした二日間だと思います。
今後は、十日町市で起業された方が言うように、とにかく行動していきたいと思います。